スタッフゆいこです。
6月8日に大府市で開催された、反原発の立場で活動を続ける文筆家の田中優さんの講演会「放射能汚染から子どもを守り、子どもたちの未来を作るためにできること」に、スタッフ3名で参加してきました。
原発で何が起こっているのか、食べ物や水は大丈夫なのか・・・あの震災の日から漠然とした不安を抱えてきたけれど、今回、田中優さんのお話を聞けてよかったと思います。
田中優さんの講演会は動画でも公開されています。長いですが興味のある方、お時間のある時にぜひ聞いてみて下さい。→こちら
冒頭はやはり放射性物質の怖さや、食べ物への影響、飲食や呼吸による内部被ばくの怖さ・・・聞いていて危機感と恐怖でいっぱいになりました。
福島の方たちが今置かれている状況・・・聞いていて涙が出そうでした。
放射能の影響は成長期にある子どもたちに深刻に出るそうで、チェルノブイリでも事故から5〜10年後に子どもたちから先にガンになって死んでいったそうです。
そして今、福島市内の小中学校ではレントゲン室の管理区域より高い放射能が検出されているのです。
田中優さんはとにかく子どもたちや妊婦さんへの影響を懸念していて、福島へ何度も赴いて話をしたり、顧問を務める復興支援NGO「心援隊」で赤ちゃんとお母さんの避難をサポートする「赤ちゃん引っ越しプロジェクト」を立ち上げたりされているそうです。
ぜひHPをのぞいてみて下さい。目に見える支援と、正しい知識と元気を福島へ届けたいという思いが伝わってきます!
放射能の影響の話だけを聞くと、どうしよう?どうしたらいいの?とパニックになりそうですが・・・とくに食べ物が気になります。
では内部被ばくを避けるにはどうすればよいのか。
●食べ物は産地で選ぶ
●免疫力を高める!
●空気に気をつける
食べ物に関しては、やはり産地を気にして選ぶしかないようです。
でも風評被害に苦しむ方々のことも気になります・・・。
放射能測定機導入は生協などで進んでいるそうですがまだまだ時間はかかるようで、導入されれば厳しい基準が設けられるだろうとのこと。
では自衛のために免疫力を高めるには・・・
ゴキゲンに暮らすことがいちばん♪だそう(笑)
で、食事に気をつける。抗酸化作用のある食べ物がよいとのこと。
もともとアジアや日本の食事は「医食同源」で免疫力を高める効果を持っているそうです。
空気・・・これは人が毎日大量に吸い込んでいるものなので、一番気を付けたほうがよいと言われてました。セシウムはほこりにひっついてやってくるので花粉症用のマスクが一番効果的なのだそう。ただ、名古屋までは風で飛んでくることもないと考えるので必要はないでしょう、とも。
今回、聞けてよかった・・・!そう思ったのは、現在の状況や対策を聞けたことももちろんそうですが、後半の、
・原子力に頼らなくても消費を減らすことで電力はまかなえる
・原子力に変わる自然エネルギーへのシフト
・国内の資源を使用して地方の活性化を図りたい
という前向きで未来を見据えた具体的なお話が聞けたこと。
危機感を煽るだけではなく、本当に子どもたちの未来を思って、安全で豊かな未来を目指してくださっている方のお話が聞けたなあと思いました。
震災や原発事故は決して他人事ではなくて身近な問題だということ。
原発についてはまだまだ勉強不足で知識が足りないので今すぐどんな行動をおこしたらいいのかはわからないけれど・・・
私たちにできること、家族を守るために私にできることを常に考え、危機感を持続したいと思います。
田中優さん、名古屋でも6月26日(日)に講演会を予定されています!
なんとウィルあいちで!勝手に縁を感じます(笑)
6月26日(日)13時半〜
場所:ウイル愛知 特別会議室
参加費:1,000円
主催:アースネット・なごや
ご都合のつく方、原発に不安を感じている方、ぜひぜひお聞きになってください。
田中優さんのお話はわかりやすくて、今の日本の原発の現状を知ることができ、また、未来への希望を感じられると思います。
私も原発のことは全然不勉強で、震災以降漠然とした不安を抱えるだけだったけれど・・・まずは知る姿勢をとることって大切なんだなと。
子どもたちに本当に安全な未来をのこすために。
わたしたちに今できることは、正しい知識を持つこと、そして家族の健康を守ることです。
最後に・・・優さんの言葉、「未来の子どもたちが、『本当にいい社会になった、これはあの2011年3月11日があったからだ。あの日が日本のターニングポイントだったんだ』と言ってくれるのが夢です。」とおっしゃったのが印象的でした。
コメントをお書きください