スタッフゆいこです♪
先日、愛知県私立幼稚園PTA連合協議会の研修会で、宮脇昭さんという方の講演会を聞いてきました。
園の役員をしている関係で、園から申し込んでもらったため正直何の講演会かよくわからないまま参加したのですが・・・とてもよいお話で、心から「聞けてよかった!」と思いました。
演題は『愛知 こどもがまんなかプロジェクト 〜こどもの未来のために〜』
横浜大学名誉教授である宮脇昭博士・・・お名前は初めて聞いたのですが、世界各地で植樹を推進する現場主義の植物生態学者として、国内外1700カ所以上で植樹指導してまわり、今までに4000万本以上の木を植えている「植樹の神様」なのだそう。
80歳を過ぎているとは思えないほど、元気なおじいちゃまでした。
この宮脇昭さんの植樹方法は「宮脇方式」と呼ばれ、その土地本来の木を探し出し、その苗を育てて混植する植林方法。
この方法で植林した場所は、木々が競い合って生長し、2~3年で人の管理がいらない森になるそう。
そして、しきりにお話しされていたのは、
「生きていることはそれだけで奇跡。こんな幸せなことはない。
あったにこしたことはないけれど、お金なんて所詮ただの紙切れ。
今の世の中はパソコンや携帯など便利になりすぎていて生きていることの本質が子どもたちに伝わらない。
人々を守る鎮守の森こそ今必要。
あなたのため、あなたの愛する人のため、愛する子どもたちの未来のために、今、木を植えよう。
木は、3本あれば森に、5本あれば森林になる。」
早口だけれど強い信念を持った言葉に、2時間聞き入りっぱなしでした。
実際に企業や大学、林野庁に植樹指導し、植えた苗が5〜10年後には素晴らしい森に成長している例もスライドで見せて下さり、思わず感嘆の声がもれるほど。
また、今、宮脇昭さんが提言しているのは、この東日本大震災で津波被害を受けた地域への植樹活動です。
被災地の瓦礫を燃やしたりするのではなく、土に埋めて混ぜ合わせて空気と養分を含んだ土壌を作り、長くまっすぐ伸びる根を持つ木を植えて、「森の防波堤」をつくるというもの。
詳しくはぜひコチラを!動画がわかりやすいです。
NEWS ZERO で何度か取材されたらしいのでご存知の方もいるかもしれません。
今回お話を聞いて、今の子どもたちは何でもバーチャルで体験できたりして『生きているもの』に触れる機会がなんて少ないんだろう、と感じました。
個人では森をつくることはできないけれど、家の庭にどんぐりを植えるところからはじめるといいかも。
地域や学校で、本気で「森をつくりたい!」とお考えのところには宮脇先生が指導に来て下さるそうです♪
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みわこ (月曜日, 19 9月 2011 00:36)
動画見ました!防潮林といえば、松ってイメージなんだけど、松は根が浅いのね!?
プーケットの津波のとき、林へ逃げた方はずいぶん助かったみたい。同じような説明をしてたのを思い出して納得しました。
いろいろな支援の形があることを痛感したよ。
私もできることを、模索したい。
「生きていることはそれだけで奇跡。こんな幸せなことはない。」
胸にしみる。
本当にその通りだと思う。
最後に我が家にも、どんぐりの木があるの。
とっても嬉しく思ったよ。
はまま (月曜日, 19 9月 2011 21:51)
"木は、3本あれば森に、5本あれば森林になる"
みどり(樹木)だいすきです。。
私は岐阜の田舎で生まれ育ったので、当たり前のようにみどりに囲まれていたからほんとみどり中毒です。
今は、マンションのバルコニーでガーデニングまがいの事をして、眼にみどりを・・・精神にみどりを・・・と思い、下手ながら、励んでいきす。。
実家は揖斐川と根尾川に挟まれたところにあり、水害から屋敷を守る為に、昔からあるお宅は、敷地周りを杉の木で囲ってその中に石垣を作りその上に家屋を建てたりしてあります。。
見通しが悪く防犯上良くないわって・・・って思って見てた事があったけど、高く積み上げた敷地の土が流れないように木の根でそれを守る知恵でした。
どこの地域、地形でも、ほんとよく工夫されてますね。。
うちもどんぐりの樹が娘の背丈ほどになりました(@^^)
去年の秋に近くの公園で拾ったものです。。